fool's paradise ~愚者の楽園~

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Nacky

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僕がモデルではないのだが、
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赤鯱随想~守破離の破

2017/08/15 14:41


思うようにいかない6月7月を終え、迎えた8月。
瑞穂で行われた愛媛戦を現地で、トヨスタでの松本戦をTVで観戦して、
思い浮かんだフレーズが「守破離の破」というものだった。

【守破離とは】
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
(出典:デジタル大字泉)

これは個人としてもチームとしても当てはまり、
かつ対象となる部分もいくらでも細かくできる言葉なのだけど、
少なくともこの2試合のチームのプレーが、
これまでとは明確に異なっていたこと、
そしてそれが相手を大いに困らせていたことは間違いなかった。

そう感じさせたきっかけはボランチに入った小林と田口が、
サイドチェンジや裏抜けへの浮き球を送り込むことを躊躇しないシーンが増えてきたと感じたからかも知れない。
シーズン序盤は「足元で」「ボールを浮かさずに」「中央で」という原理原則を
「守る」ことが最重要視され、そうしたメンバーがゲームに起用されてきた。
それが、全体に原理原則が浸透して、監督曰く「目が揃う」場面がある程度増えてきたことで、
原理原則をチームで表現しつつ、それを「破る」プレーが増えるようになってきた、ということだろう。

もちろん、裏に抜けるだけのスピードのあるシャビエルや
1on1で勝負のできる青木、秋山のような存在があってこそではあるのだが、
ここにきて起用の優先順位は
「「守」は出来ることが前提で、チームメイトと目を合わせつつ「破」ができる選手」
となりつつあるのではないか、そう思わせる。
シーズン序盤に出場機会を得ていた、永井、内田、杉本あたりが出番を得られず苦しんでいるのも、
和泉がなかなか前線では使われずに便利使いをされている状態なのも、
おそらく求められるものが「守」の次の段階になって、
明確な「破」をチームの中で発揮するというところで出し切れていないということなのではないか。

それとともに、この夏異例の人数を完全およびレンタル移籍で放出したことについても、
「チームとして必要なのは最低限「守」の部分が表現できる選手」
「現時点で「守」の部分で汲々としている選手は適性の部分でしんどいと判断」
「そういう選手に対してのオファーは積極的に開示し、選手としての価値を毀損しない判断を許容」
という形ではないかと推測される。
これは放出された選手が磯村を除けばいかにも汲々としていた印象だったことと併せて、
「今のサッカーに合っている、合わせて伸びていける」と判断された夏からの加入選手が
すんなりとフィットし始めたことからも見て取れる。

人間もチームも成長曲線は右肩上がりではありえない。
チームの成長曲線より伸び悩む選手も出てくることだろう。
そういう選手を放出するという決断になった場合、
ファン目線では一瞬「なんてドライな」と感じることもあるだろうけど、
これはこの半年余りでそれだけチームが前に進んできた証なのだと前向きにとらえたいな、
などとこの2試合ほどの結果を見て感じさせた。

で、入れ替える以上、よりフィットし、より実力を発揮できる選手を選定し、
連れてくるのはもはや強化担当の義務と言える。
そういう意味では現状、強化担当と監督の「目は揃っている」ようで、
この夏のウインドウでの移籍選手は今のところ当たりが多いように思えるし、
今後に向けても、少なくとも戦術にまったくアンマッチな選手を連れてきて
ドヤ顔することはなさそうである、というところでずいぶん安心だ。

来季をどこで、どのように戦うにせよ、楽観視も悲観視もせず、
淡々と努力をし続けていただきたいし、少なくともこの数か月の動きをみる限りでは、
そうしてくれるという期待は持てるのではないかなあ、と改めて思っている。
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グランパス 赤鯱随想
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赤鯱随想~嵐の中で輝いてと(2017-26節H愛媛(43))

2017/08/07 21:33

いろいろ迷った結果、今月のグランパスの試合観戦はここで行うことに決定。
現地で見てきた。

試合の中身については、まあほかでさんざん言われているので感想だけにとどめるけど、

・1点目がコンスタントに出てこそ寿人を使う価値がある。
・2点目は相手キーパーのミスというより、それを誘った見事なキックだった。
・3点目はダイジェストで下村さんが言った通り「パーフェクト」。あれをたくさん見たい。
・4点目は秋山が能力の高さを垣間見せた。秋山はこのままシーズン終了まで拉致ろう。

・この後4点分?うっ頭が。
・つーかリプレイで点が入るなんてずるい←

・5点目も崩しとしては見事。青木はだいぶあそこで落ち着くようになったなあ。
・6点目はシャビエルの守備で1点、的な。もちろん青木も見事。
・7点目は完全にオマケ。田口ハットトリックオメオメ。

とりあえずシャビ、スン、秋山君の3人のプレーを初めて目の前で見たけど、
これは3人とも風間監督のお眼鏡に適いますわ、という内容。
なるほど、こういう風に選手が入れ替わるのだろうな、などと遠い目を。

にしてもスンちゃんは脚を痛めての交代となるとちょっと気になるねえ。
回復を祈ろう。

試合後にはyasさんラグさんコージーさんと祝杯兼反省会。
大量11点を肴に美味しいお酒。
また行きましょう。

そんな週末。岩瀬の新記録達成&セーブもあったりで良かったね。

赤鯱随想 グランパス
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【赤鯱随想】それは、もう一人の自分。あり得たかもしれない未来。

2017/07/22 21:35

試合の結果は1-3での手痛い敗戦。
まだ試合は全部は見られていない(半分くらい)けれど、
押し込みつつも最後の精度に欠き、
高さを活かした一芸で闘莉王にやられるという展開だったようだ。
やられたシーン3点はハイライトで確認したけど、
「ミンチよりもひでぇや」
という感想が口を衝いたことをお伝えするにとどめておく。
試合の内容についてはりょーさんやみぎさん辺りが詳細に書いてくれるだろう。

さて、なかなか思うようにいかないもどかしい負け方も確かに悲しいが、
今日の相手、そして内容がさらに暗い気分にさせる。
その理由は、名古屋が負けたからではない。
京都が僕たち名古屋グランパスにとってもう一人の自分、あり得たかもしれない未来であり、
そのもう一人の自分もまたあまりにも酷い状況のチームであったからだ。
今日の試合の前半のみを見てもそうだけど、
「今日の試合に勝っても名古屋より下の勝ち点、順位」。

このことから導き出されてしまう、
「去年、ボスコと闘莉王を呼び戻しさざるを得なかった時点で、
 今年名古屋グランパスというチームが幸せになることはなかった」
という残酷な推論が成り立ってしまったからだ。

昨年ボスコと闘莉王を呼び戻した時点で名古屋グランパスにありえたifルートは

1.残留を果たし、ボスコ闘莉王体制で17シーズンのJ1を戦う
2.残留果たせず降格するが、ボスコ闘莉王体制で17シーズンのJ2を戦う
3.残留果たせず降格、体制が大幅刷新され、風間体制に(現実ルート)
4.残留果たせず降格、体制が大幅刷新され、監督ガチャ(ただし有名監督でないといけない)

以上4択だったと思っている。
現実は3で進んでいるが、今年の京都の出来を見ている限りだと、
1.および2.も明るい未来が待っていたわけではないのが証明されてしまったのではないか。
もちろん監督がド新人ではなくボスコというところで上積みは見込めるのだろうけど、
その分体制温存によって選手の上積みが乏しくなっていた可能性が高い。
J2でその体たらくの状況でJ1でまともに戦える可能性も低い。
(残留していたらさらに入れ替えが減っていたことを思えばなおさら)
結局のところ名古屋のファンサポーターが今年幸せになるには、
監督ガチャで大当たりを引くという薄い確率しかなかったという想定すらできてしまう。

…と考えると、選手の上積みが見込める現実ルートのほうが、
まだしも希望があるんじゃないのかと思えてきた。
前述のとおり昨年の延長上でやっていたら、
「どん底だと思っていたら上げ底で、さらなる奈落に突き落とされた」
可能性すらあるのだ。
その前に決断した変革の意志を、僕はもう少し、希望をもって見届けたいと思う。
赤鯱随想 グランパス
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赤鯱随想~さよならは別れの言葉じゃなくて

2017/07/13 11:44


再び逢うための遠い約束。(by『夢の途中』)

本日、磯村亮太のアルビレックス新潟への移籍が発表された。

『磯村 亮太選手、アルビレックス新潟へ完全移籍のお知らせ』
http://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2017/0713post-808.php

今回の件でグランパスのファン・サポーターが抱くのは大方は悲しみだろうし、
ある人はこういう処遇のもとを作った監督への憎しみを募らせているかもしれないし、
フロントへの不信感を増しているかもしれない。

僕も最初に抱いたのは悲しみではあったのだけど、それ以上に、こうなんというか、
「結局彼は精神的に、殻を脱しきれなかったのだなあ」
という空しさが大きく残ったように思う。

アンダーカテゴリーからグランパス一筋。
昇格して3年目には出場機会を増やし、日本代表にも招集されるなどの活躍を見せた。
その後小さな怪我やポカを繰り返すことで信頼と出場機会を失うが、
持ち前のポリバレントさは歴代の指揮官も評価が高く、
出場機会こそ少なくてもベンチに名を連ねることは多い選手だった。
ただ、キャリアとしてはそのポリバレントさが「どっちつかず」との印象を強くしてしまった部分もあり、
CHとして順調に実力を伸ばし、経験を積み重ねた、まったく同じ生年月日の田口とは、
結果としてかなりの差がついてしまった。

外から見た感想としては「CHよりももう一列後ろのサイドのほうが合う」という印象が否めないのだが、
年ごとに読むインタビューからもCHというポジションへのこだわりを強く感じる選手で、
「置かれるポジションにこだわらず、良さを出せるようになれば良い選手になれるのになあ」
という風に思うことも多くて、実際昨年チームが降格の危機に瀕したときのコメント、
そして今年の風間監督の指示で黙々と右ストッパーやCBに取り組んでいる様を見て
「ああ、この子もようやく精神的に殻を破ったのだな」と思っていた。

だからこそ、僕は今回の決断は実に残念に映ってしまう。
行き先の新潟だってCHの層が薄いチームではない。
同じようにポリバレントに扱われるシーンも多かろう。
わざわざチームを移ってそのような扱いを受けるなら、
一緒に苦楽を分かち合ってくれればいいのに…と思って何が悪い、とファン目線では思う。

とはいえ、本人も譲れない何かのために、
15年間過ごしたチームにどこか甘える自分を鍛えなおすために、決断をしたのだ、そう信じたい。
そして、決してお互いのチームではない誰かの利益のためではないと思いたい。

ともかく、船出は決まってしまった。
「夢のいた場所に 未練残しても心寒いだけ」だ。

今はお互いの無事と健闘を祈って送り出すことにしよう。
いつかどこかで再び道が交わることを信じて。
赤鯱随想 グランパス
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赤鯱随想~別れ話をしよう

2017/07/08 22:51

こないだのグラぽ先生のネタに反応して書き始めてたんだけども、
手痛い敗戦を喫した後だからこそ、形にして残しておくことにした。

あくまで個人的な考え方だけども、キーワードになるのは「期待値」なのだと思っている。
それはチームが描く長期的、中期的、短期的な目標に対する期待値でもあるし、
選手個々人が自分のキャリアとして思い描いているそれらに対する期待値でもあるし、
取り巻くサポーター、ファン、スポンサーが思い描くものに対する期待値でもあるのだけど。

例えばヴィッセル神戸だと今年含めた短期的に期待されているのは「優勝」以外にないはずで、
今年そこに向けた進路の雲行きが怪しくなっているからこそ解任論が出てきているわけだ。
サンフレッチェ広島で森保監督が退任(という名の解任)となったのも、
中期的な期待としての「世代交代」が上手くいかないまま、
短期の最低限の目標としての「残留」までが覚束ない位置となったことで、
テコ入れを図ったというのがわかりやすい構図だと思われる。

で、翻って名古屋について。
監督解任論すら出るほど意見が分かれている要因というのは、
たぶんチームの期待値と現在地の相違にあるんだろう。

昨年の降格が何かの間違い、もしくは監督小倉に全責任があると考えていて、
監督さえ変えればJ1昇格など容易い、と心のどこかで思っていた人は、現状に不満を持つはずだ。

逆に、昨年の降格を選手のクオリティやフロントも含めたチームとしての
総合力のなさととる部分が大きい場合、
現状には不満を示しつつももう少し積み上げの結果を確認したいという
意識が出てくるのではないだろうか。

その意識の差になるのは最初に言った「期待値」で、前者のタイプの人なら
「今年J1に昇格するのが当たり前」なんだから解任も当然なのだ。
むしろ遅すぎるくらいだと言っていい。
「解任したからといって良くなるかどうかは分からないが、今のままではダメだ」
が合言葉になるのだろう。
例えば「今年昇格しなかったらトヨタはスポンサーから降ります」と明言されていたとしたら、
そういう姿勢で臨まざるを得ないのだろうなあとも思ったりする。
このあたりの意識、ファン・サポーターは意見が分かれたうえで、
さらにチーム側の意識とも乖離があるように思う。

チーム側は方々でも言っている通り、短期的な目標として「1年でのJ1昇格」を掲げているけれども、
それだけではなくて中期的な目標として「J1を優勝し、アジアに出られるチーム作り」
長期的な目標として「地元に愛される攻撃的なサッカーをできるチーム」を掲げている。
チーム側が昨年の惨劇を「何かの間違いだから何も変える必要がない」と思っているのであれば、
短期的な目標である「1年でのJ1昇格」のみを前面に出せばいいはずで、
これは「昨年までのチームはダメだった、変わらなければいけない」という意志を、
中期的長期的目標に託しているように見えるのだ。

そう考えると、チームの現状を考えるにも短期と中長期両面で見るのがフェアなのではないか。
その目線で現在地を見てみると

短期:守備の拙さで勝ち点を落とし、残り20試合で自動昇格圏と勝ち点9差。黄信号。
中期:10年近く無いに等しかった若手の成長が見られている
長期:未知数だが、ユースまでメソッドが行き渡るなら大きな価値は生まれる

といったところだろうか。
この短期の部分と中期の部分をどうとるかで、評価が大きく分かれるはずだ。

とはいえ、今の時点でチーム側が監督解任を考えることはなさそうだ。
それは中期、長期の目標をみても断言できる。
では、もし決断をするとしたらいつにすべきか。
僕はここにも「期待値」が関わってくると思っている。

ただし、その期待値はどちらかというとは今シーズンではなく、
「このまま続けても来シーズン後の昇格も難しい」
となるかどうかに向けられそうな気がしている。

それは何故かというと、
「そうなった場合現有戦力が維持できず、ふりだしに戻らざるを得なくなる」
ということ。
風間監督の指導が技術の根本から見直しをかけさせる質のものである以上、
今年から来年で、「今年成長した中心選手」を多く失うことになった場合、
おそらく集められた選手のクオリティは下がったうえで昨年のキャンプと同じ位置からのスタートになるわけで、
そうなってしまえば2年目での昇格は覚束なくなるだろう。

なので、現状で僕が考えるなら、という意味での解任のタイミングは2つ。
「今季末までに、2年目でも昇格できないと選手が思うほど結果が出ず、求心力が低下した場合」
「2年目の1/3前後経過したあたりで、自動昇格できるペースに乗ってこない場合」
だと思う。
そうならないよう信じているし、そう願っているけど、はてさて。
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