fool's paradise ~愚者の楽園~

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闘鷲降臨~Basketball New Year! (17-18GAME1)#FE名古屋

2017/09/30 22:48

サッカー兼野球兼バスケクラスタとしては、
一年に何回新年を迎えているか分からないわけだけれども。
FE名古屋の2017-2018シーズン、本日開幕である。

今年はアウェイでの開幕。
そして相手は半数近くの選手が入れ替わったとはいえ、
昨年はB1で揉まれていた仙台。
今年のFE名古屋がリーグの中でどの程度の位置にいるのか、
試金石として最適な相手と言えるだろう。
これがどっかのピンクのチームだと強すぎて
試すもクソもなくなりそうなので、今当たらなくてよかった。

さて、今日の試合のポイントとしては、
シェリフがベンチ外(怪我?病気?)のため、
オンザコートの60分を2人でシェアしなければいけない状況だったことだろう。
とはいえ、ハーブとジョシュは重なる部分もありつつ、
お互いに補えるスキルの持ち主なので、それほど心配はいらなかった。

そんな中、on1の構成はこれまでにあまり見たことがないもので、
成田・杉本・飛田・栗野・ジョシュ
という組み合わせだった。
これについてはおそらく、仙台のon1時にPFに入る、
サイズに優れる0番嶋田対策を意識したものだったのだと推測される。
そして、実際にこの作戦は見事に機能。
お互いのチームが開幕の雰囲気で固くなる中、
身体を張ったプレーで泥臭く守り、つなぐことで泥臭いポイントを積み重ね、
仙台のシュートタッチが全く嵌まらなかったことも手伝って、
17-6と大きくリードして1Qを終えた。

一方で雲行きが怪しくなったのが2Qで、
on2でPFとマッチアップしたジョシュがやや守備の不安定さを露呈。
また、1Q途中から出てきた仙台のベテランガード4番志村が
スピードと当たりの強さと運動量を活かしたディフェンスで、
兒玉らFEのガード陣を慌てさせてミスを誘発し、
FEの攻撃のスローダウンに成功。
悪いリズムを断ち切れず守備も詰め切れない中、
仙台のシュートタッチも戻り始めるとあっという間にリードが溶け、
残り3分余りのところで同点に。
その後もお互い攻撃が安定せず、
最後の疑惑の判定もありつつ、で29-27、2点リードで折り返し。
このクオーターについては、ハーブさんがインサイドで着実に決め、
何とかリズムを繋いでくれていたのがチームを大いに助けていた。

前半の感触だとon1の時のほうがアドバンテージがありそうだから、
3Qでどれくらいやれるか、どんな修正してくるか、
といった感想を抱きつつ、3Qは1Qと同じメンバーでスタート。
直後にいきなりFTのリバウンドを取られた流れで3Pを決められ、
この日初のリードを許す展開になり、立ち込める暗雲。
この後しばらくは取って取られてという形だったが、
その間のFEの攻撃はピックやスクリーンを絡めながら
ハンドラーやウインガーが積極的にリムアタックを行っていて、
実に素晴らしい形だった。
その間仙台の得点は外かディフェンスから走るかで確保していたが、
うまくアタック出来ていたFEに比べるとやや単発なのも否めず、
FEが身体を張って守備とリバウンドを締めていくと、
点差はじわじわと開いていき、点差を再び二桁に乗せて主導権を握りなおした。
このQで印象的だったのはスクリーンを使いながら積極的にカットし、
ミドルやレイアップで加点した福澤。
3Pを抑えられるとしんどかった昨年からの確かな成長を見せた3Qだった。

そして再びon2、勝負どころの4Qだったが、
これまでの試合内容でストロングポイントになると判断したのだろう、
上手くスペーシングしつつハーブさんのインサイドポストを徹底活用。
ハーブさんはこれに応えて着実にポストからのショートフックなどを成功させ、
守備も2Qに比べるとかなり引き締まったものとなり、
残り5分あまりで20点差に広げた。
その後は一瞬相手の3Pなどで点差を縮められたものの、
最後までディフェンスで気を吐いていた志村がファウルアウト。
精神的支柱と守備の柱を失った次のポゼッションで、
福澤がミドルを冷静に沈めたところで勝負あり。
残った時間をきっちり潰し切って、FE名古屋が開幕戦を白星で飾った。

200170930AwaySendai.jpg 
スタッツとしては上記の通りだが、
特筆すべきはORB%だろう。
昨年は相手に負けることが多かったこの数字で相手を圧倒。
昨年とは違うチームになったということが、
この数字に集約されていると言っても過言ではないと思う。

個人成績としてはジョシュ・ホーキンソンの19P17Rが強烈だが、
これも彼がひとりで取ったわけではなく、
全員がリバウンドに身体を張ってFE寄りにしたボールを、
ジョシュが最終的に確保した、という印象が強い。
もちろん確保したジョシュが素晴らしいのは言うまでもないが。
そのジョシュはアフリカンな外国籍選手相手に
パワーやスピードで苦労する場面も見られたが、
技術でカバーをする姿勢が見られたのは好印象。
見事なプロデビュー戦だったし、伸びしろもたくさん感じる内容だった。

そして、何より二桁得点が5人というバランスの良さが素晴らしい。
特に福澤が3Pシュート0本で11点を稼ぎ出したことは特筆すべきことだろう。
そして、アシストを6本決めて見せた杉本はフロアリーダーとして開花しつつあるし、
その恩恵を受けて飛田も今後さらに輝いてくれそうだ。

一方で相手の構成上もあり、伊藤キャプテンや坂本さんには出番がなかったし、
B2デビューの兒玉は志村に文字通り格の違いを見せつけられて
ペコペコに凹まされていたわけで、勝利という果実とともに、
たっぷりの課題も手渡された開幕戦だった。

選手たちがそれぞれツイートしているように、
この勝ちに意味を持たせるためには明日も重要。
序盤戦に勢いをつけるためにも、仙台お土産はダブルでお願いしたい。


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闘鷲降臨 Bリーグ ファイティングイーグルス
fool's Paradise articlesTB:0CM:0

観測籠球~データの読み方のヒント(6)得点の取り方、取られ方の話

2017/09/29 16:59

データ連載、おまけ。

FourFactorとは別の内容になるけれども、
Basketballnavi.dbさんにはもう一つ、ゲームのアウトラインを見るのに楽しい数字があるので、
その数字についてご紹介と、こんな見方もあるよ、という話。

ゲーム別情報のところの「Team Advance」という項目にある、4つの数字について触れておく。
4つとも、フィールドゴールでの得点の中で、どんなふうに取ったかを表したものだ。

PfT→Points of Turnover
 ターンオーバー、つまり相手ミスから取った得点。
 パスカットからの速攻が主な内容だけど、NBAでの定義を見る限り、
 ターンオーバーで得たポゼッションで入った得点は全てカウント、となっているらしい。

PitP→Point in the Paint
 ペイントゾーン=制限区域内というリングの近くでの得点。
 速攻やドライブによるレイアップ、ダンク、ポストプレーからのフックショットなどの得点となり、
 マークが厳しくない状態では高いシュート率が期待できるエリアでのポイントになる。

SCP→Second Chance Point
 オフェンスリバウンドから始まったポゼッションでの得点。

FBP→Fast Break Point
 速攻でとった得点。速攻というとなかなか定義があいまいで、実際海の向こうの定義を読んでも曖昧だけど、
 守備側5人全員が戻り切っていない状態での得点、くらいの見方をしているのでは、と想像。
 誰かご存知の方は教えてください。

以上の数字が出ているので、この数字を見ることでそのゲームで該当チームが、
どのように点を取っていたか、どのように点を取られていたかが明らかになるという寸法だ。

で、このうちいくつかは排他かそれに近い内容だと思うので、得点の中での比率を見てみると面白そうだ。
…と思っていたらぴあのガイドで佐々木クリスさんが取り上げていた。さすが。
あの本はB1しかないので、B2をやってみよう。
少し数字は違うかもしれないけど。

内訳としては

FTによる得点=FT×1
3Pによる得点=3P×3
セットオフェンスでのインサイドの得点=PitP
セットオフェンスでのミドルシュートの得点=2P×2-PitP
これらを計100%で表示、を出してみる。

1617b2hiritu.png 

大体こんな感じ。
チームごとに見ていくと、各チームがどこを目指していたのかわかってきそう。

もう一つはセカンドチャンス比率と速攻比率。
1617b2scp.png 
これもまたチーム方針と、弱点めいたものが見えてきて面白い。
セカンドチャンスと速攻は実は表裏一体の部分もあり、
セカンドチャンス狙いでたくさんオフェンスリバウンドに入れば、
速攻をやられるリスクはその分増すことになる。
そんな内容を考えながら、その日のゲームを見てみると良いかもしれない。

ということで、データの見方についての話はいったん終了。
また、今シーズンの数字を折に触れて語っていきたい。
チーム別とかもできるといいなあ。
観測籠球 バスケ Bリーグ
fool's Paradise articlesTB:0CM:0

観測籠球~Bリーグ2017-18名鑑・ガイドを比較してみたり

2017/09/28 18:57

とうとう開幕が明日に迫ったBリーグ2017-2018シーズン。
その開幕に向けて、各出版社が名鑑・ガイドを出してきている。
実はまだ一社分出てないけれど、現時点で手に入った名鑑・ガイドを
気軽にレビューしてみることにする。

採点は
「記事」
「B1のチーム情報」
「B1の選手情報」
「B2のチーム情報」
「B2の選手情報」
「B3情報」
の6項目を
★★★…充実、★★…十分、★…最低限、☆…掲載なし
で示したうえで、個人的おすすめポイントや残念ポイントを。
とはいってもここを読んでる人はもうどれか買ってると思うんだけどもね。

Number PLUS B.LEAGUE 2017-18 OFFICIAL GUIDEBOOK 
(Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバープラス))
記事…★★★(読み応えあるインタビュー満載)
B1のチーム情報…★★(方向性などレビューは最低限)
B1の選手情報…★★(データは弱いが選手レビューはしっかり)
B2のチーム情報…★★(方向性などレビューは最低限)
B2の選手情報…★★(狭いスペースで選手レビューしっかり)
B3情報…★★(狭いスペースで選手レビューはきっちりと)

・インタビューやレビュー記事の充実ぶりが目立つ。流石Number増刊。
・チーム別も各選手のレビューが充実で特徴がわかりやすい。
・紙幅とリソースを文章に割いているため、データ面はやや弱い
・とにかく文章で読みたいという方にはおすすめ

B.LEAGUE パーフェクト選手名鑑2017-2018 (洋泉社MOOK)

記事…★(冒頭のインタビューのみの簡素なつくり)
B1のチーム情報…★★★(移籍情報、マスコットなど幅広い)
B1の選手情報…★★★(レビューだけでなく経歴や昨季成績もバッチリ)
B2のチーム情報…★★★(B1の扱いと遜色なし)
B2の選手情報…★★(B1と同様の扱い、昨季成績がないのだけが残念)
B3情報…★★★(B1B2と遜色のない扱いで充実)

・唯一「選手名鑑」を名乗った書籍。
・それだけのことはあって、各チーム、各選手の個別情報は充実
・また、マスコット情報がしっかり掲載されているのも個人的には好感
・版型が一番小さく、会場へ持ち運びしやすいのも密かなプラスポイント
・個人的注文としては「もっと濃くできるし、濃くしてほしい」

B.LEAGUE 完全ガイド2017-18 (COSMIC MOOK)

記事…★★★(ファンブック的なインタビューの作りで充実)
B1のチーム情報…★★(昨季星取りが掲載されているのは好感)
B1の選手情報…★★★(ややコンパクトだが経歴や昨季成績はしっかり)
B2のチーム情報…★★(B1と全く一緒の扱い)
B2の選手情報…★★★(B1の全く一緒の扱い)
B3情報…★★(昨季個人成績をしっかり掲載しているのは好感)

・記事、チーム情報ともに昨季の成績がしっかり載っているのが素晴らしい
・改めてのレギュレーション解説など、今年から入る方に配慮したコンテンツ
・B1とB2の扱いが全く一緒、B3記事の充実ぶりも見事
・今年からBリーグを見る、という方には一番お勧めできるかも

「B.LEAGUE 2017-18 選手名鑑・最新観戦ガイド」 
~公認アナリスト佐々木クリス、プロデュース&徹底分析 (ぴあMOOK)

記事…★★★(データ中心に一歩進んだ見方を提供する野心的な記事)
B1のチーム情報…★★★(目指すバスケをデータから読み解く内容)
B1の選手情報…★★(データ中心の作り)
B2のチーム情報…★(一応載せました、程度)
B2の選手情報…★(顔と基礎データのみ)
B3情報…☆(なきものにされている)

・NHKの出演とかでもお馴染み佐々木クリスさん監修のガイド
・というだけあって、データや分析の観点から興味深い記事が並ぶ
・チーム別もB1チームそれぞれの詳細分析はすごいの一言
・一方B2は触れて無いに等しいのでB2目的なら買う必要なし
・バスケの見方をもう一歩進めたいB1ブースターには熱烈おすすめ

B.LEAGUE 2017-2018 GUIDEBOOK (warp MAGAZINE JAPAN 増刊)

明日(9月29日)発売なので未入手。
入手したら書くかも。書かないかも。

全体を通して
各社多種多様な出来で面白かったんだけど、
データマニア目線からはもっといろいろなデータが載ってくると面白いのに、と思っている。
経歴情報とかも重要なんだけど、データと為人の充実、進めてほしいなあ。
ポケット図鑑的なのでは野球とかサッカーとかも随分進んできたし、
NBA誌のイヤーブック系もそういうところは充実している。
来年に向けて、更なる進化を期待したい。
バスケ Bリーグ 観測籠球
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観測籠球~データの読み方のヒント(5)フリースローと得点効率の話

2017/09/28 10:17

Bリーグシーズン開幕まであと1日。

で、今回はフリースローの話である。
勉強のために9月4日のMARK TONIGHTのマークさんとマササさんの回を聞いて勉強していたけれど、
やはりそこでもfour factorには言及されてて、当然ながらフリースローは重要ということになっていた。
その話の中で「フリースローが一番得点効率が高い」と言及されていたので、まずはその前提の解説からしておきたい。

数学の確率論において、「期待値」という言葉があることはご存じだろうか。
定義としては「確率変数の実現値を確率の重みで平均した値(wikipediaより)」となるが、
ギャンブルだと賭け金が返ってくる見込みの額、という言い方ができるし、
たとえば6面体のいわゆる「サイコロ」を振ったときの目の期待値は3.5、という言い方になる。
この考え方をバスケットボールにおける各シュートに当てはめることで、
「シュート1本につき何点入ることが期待できるか」
というのを計算によって割り出せる、というものだ。

例えば。
2016-17のB2リーグにおける3Pシュート、2Pシュート(≠FGなことに注意)、フリースローの確率は

3P%→32.1%
2P%→46.9%
FT%→68.3%

となる。3Pと2Pは1本につきそれぞれ3点、2点が入るわけなので、期待値の計算は簡単で、

3Pショット期待値→3×0.321=0.963
2Pショット期待値→2×0.469=0.938

となる。フリースローは算出方法が若干特殊で、基本的には2本打つ時の計算を行う。
68.2%の成功率の前提で考えると、

0.682×0.682≒0.465→46.5%の確率で2点入る
0.318×0.318≒0.101→10.1%の確率で1点も入らない
1-0.465-0.101≒0.434→43.4%の確率で1点入る

という計算になるので、
0.465×2+0.343×1+0.101×0=1.364
というのが通常のフリースローのときの得点の期待値になるわけだ。
ちなみにこのフリースロー2本あたりの得点効率、
45%の確率で3Pシュートを入れるのと同じレベルになる。
いかに得点効率が高いかは分かっていただけただろうか。

この効率を少しでも活かすために、たくさんフリースローをもらいたい、ということ。
そして、相手からはフリースローの機会をなるべく奪う=余分なファウルをしないこと。
これらの実施ぶりを表すのが下に貼ったFTR%の数字になる。
この数値は

FT試投数/FG試投数

で計算される。つまり、「シュートを1本打つ間にフリースローを何本打てているか」ということだ。
また、Basketballnavi.dbさんの数字だと、分子をFT成功数にした数字が掲載されている。
こちらは、先ほどの内容にフリースローの上手さを加味したと捉えておけばよいだろう。
ファウルをもらってもフリースロー外したら点にはならない、
という意味でとるとこちらの数値はより「得点に寄与したか」を測れると考えられる。
守備側から攻撃側のフリースローに与える影響、については、
与える相手によって確率をコントロールできる側面もあるにはあるけれど、
ファウルゲームにならない限りはファウルする相手を選ぶのも困難だし、
FT%が50%しかない選手ですら期待値が1点とフィールドゴールより高くなるということを考えると、
FTR%で単純に比較していくのがいいかもしれない。

というところで、昨シーズンの各数字を見てみると、
1617b2ftr.png 
凡例としてはO-が付く場合は相手にフリースローをどれだけ与えたか、になるし、
(M)がついているものは、フリースロー成功数が分子(Mはメイド、成功のM)となっている。
平均は26.3%。

FTR%の高さが目立つのが広島と群馬、福島あたり。
特に広島はO-FTR%は低く、攻めてはフリースローをもぎ取り、守ってはフリースローを与えない。
ファウルを取り、余計なファウルを与えないプレーがストロングポイントとなっていたということだろう。
それでいて平均失点は少なく、O-eFG%も低め(特にO-3P%はリーグ1位)なわけで、
余分なファウルを与えずに素晴らしいディフェンスを行っていた、ということに疑問の余地はなさそうだ。
逆に福島はこれだけの差分を作っていたが、O-eFG%は下から数えたほうが早く、
ファウルをしない=ソフトなディフェンスになっていたのではないかという疑念が湧く。
ブースターの方の印象としてはいかがだろうか。
そして、逆に相手により多くフリースローを与えて苦戦しているのが奈良、岩手あたり。
特に奈良はO-eFG%の指標でもかなり苦戦していて、
守備面の不出来が堪えたシーズンだったのかもしれない。

マササさんもキャストで言っていた通り、フリースローの比率は効率がいいから増やしたいが、
ファウルは5ファウルやチームファウルの累積をディフェンスが意識する分、
増やそうとしてもそうのべつまくなしには増えていかない部分はある。

ディフェンスが犯すファウルはもちろんインテンシティと不可分ではあるんだけども、
攻撃側が守備を後追いにすることでファウルになってしまうシーンを増やし、
その積み重ねによって相手の守備を縛っていく、
というプレーをいかに行うかが少なからず勝負の行方を左右するのだ、
ということが、このFTR%という数字から読み取れるように感じられる内容だった。
バスケ Bリーグ 観測籠球
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観測籠球~データの読み方のヒント(4)ターンオーバーと、少しだけアシスト

2017/09/26 12:00

ターンオーバー、という言葉はいろいろな意味合いが含まれる。
サッカーファンにとってみると、主力のコンディションを維持するために、
メンバーを入れ替えて試合に臨むこと、という意味合いが強いだろう。
ただ、他の多くのスポーツの場合、「得点によらない攻守交代」という意味が強くなるように思う。
特にラグビー、アメリカンフットボールではそのように言われているのではないだろうか。

で、バスケットボールではどのように定義されているかというと、
「シュートを契機とせずに攻撃権=ポゼッションが終わり、相手の攻撃に入れ替わること」
という言い方が適当なのだろうと思っている。

で、実際にどんなプレーがターンオーバーとして数えられるかというと、
・ボールを相手にスティールされた場合
・バイオレーションで相手ボールとなった場合
・オフェンシブファウルを取られた場合
がカウントされている…はずである。
理屈上はこうなのだけど、はっきりした定義ってこれで良かっただろうか。
教えて偉い人。

閑話休題。
ともかく、このように表されるターンオーバー=TOについては、
もちろん数字自体も多いと問題になるため少なくしたいわけだが、
よりブレを減らすために、次のように全体の攻撃回数(見込み含む)に対する比率で分析することが多いようだ。

ターンオーバー率(TOV%)
TOV% = TOV / (FGA + 0.44 * FTA + TOV)

計算方法としては
「シュートまで行けたポゼッション」
「フリースローの本数から、フリースローを取ったポゼッションを係数(0.44)をかけて疑似算出」
「ターンオーバーとなったポゼッション」
を使って、全体のポゼッションの中でどれくらいがターンオーバーで終わったかという比率を出している。

なぜこれが重要指標となるかというと、
簡単に言うと「シュートは打たなきゃ入らない」わけで、
「シュートまで行けないポゼッションは最悪たりうる」という考え方による。
(入らないシュートを打つくらいなら24秒を取られた方がいい場合もあるが、極めて少ない)

ということで、このTOV%は低いほどミスが少ない攻撃の出来ているチームとなるし、
ひっくり返してO-TOV%にすれば、高いほど相手にミスをさせる良い守備をしているチームとなる。
そういう観点で、昨季のB2のTOV%を見てみよう。
平均は14.3%。概ねポゼッション7回に1回、シュートに行き損ねて終わるということになる。
to 
並べて見ると思ったほど上下の差はなく、どのチームもミスはなるべく少なくすることを心掛けていそうな数字だ。
それでもTOV%、つまりミスの比率でいくと、上位は広島、西宮、FE名古屋と
シーズン成績上位のチームが並ぶ。
その一方で熊本は平均よりもかなり上回っていて、
なんとなくミスを厭わずに攻めていくスタイルが見えてくる、気もする。
O-TOV%でいくと島根、熊本、西宮の高さが目立つ。
この3チームがいかに相手にミスをさせるディフェンスが出来ていたか、というところ。
こちらとO-TOV%からTOV%を引いたもの(高いほど自分たちのポゼッションが相対的に増える)
を出してみると、さすがにシーズン成績順位が高いチームはプラス域にいる。
それ以外のチームでいくと健闘ぶりが光るのが奈良で、
相手のミスを引き出す積極的なディフェンスを志向していたのかな、
というイメージがこの数字上は読み取れる、気もする。

守備を考える上では、ボールを持つ側が主導権を持つ以上、守備側は全部を守ることはできないわけで、
相手のどこを抑えに行くのかが重要であると思う。
TOV%、FG%、3P%などから、そのチームがどこを守るのが得意なのか、
どこを守ろうと守備を組んでいるのか、というところを読み取ると面白いのではないだろうか。

最後に、アシスト(A)という数字について少しだけ触れておくと、
Aは得点に直接つながったパスの出し主につく数字なので、
ドライブにしろポストにしろ、1on1からのフィニッシュが多いチームは低めに出る傾向にある。
個人の数字としては直接的に得点に関わった指標となるし、
ターンオーバーと組み合わせることで良いパサーとしての指標にもなりうるが、
チームの指標としてはどんな攻撃を指向しているかの参考程度に留めておくべきだと個人的には思っている。
バスケ Bリーグ 観測籠球
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観測籠球~データの読み方のヒント(3)リバウンド関連

2017/09/26 00:04

数十年前、赤木主将は言った。
「リバウンドを制する者はゲームを制す」
SLAM DUNKの中でこの言葉が世に出て25年ほど。

バスケットボールのペースや、求められる能力は時代時代で少しずつ変わっているけど、
それでも数字上、打たれたシュートの少なくとも50%が外れる=リバウンドのもとになることに変わりはない。
必死になって守り、外させたシュートを確保できるか否か。
ゴールに結びつかなかったシュートを少しでも多く再ポゼッションにできるか否か。

1ポゼッションあたりの効率を極限まで高めようと努力がされているからこそ、
自分のポゼッションを増やし、相手のポゼッションの増える可能性を奪うリバウンドは、
今もって重要な指標であり続けている、ということだと思う。

リバウンドというのはスタッツ上でいくと、

ORB=オフェンス時に確保したリバウンド
DRB=ディフェンス時に確保したリバウンド
TRB=そのゲームで確保したリバウンドでORB+DRBで表す

となる。意味として押さえておきたいのは、
・スタッツ上、DRBは表示されていない場合もある(引き算すれば出るため)
・個人スタッツにもリバウンドはあるが、個人の合計がこの数字になるわけではなく、
 個人によって確保されなかったリバウンドはチームリバウンドとしてカウントされる
というところだろう。

さて、ポゼッションを移す、もしくは継続する契機として重要なリバウンドだけども、
下のように単純な絶対数を並べてみると有意なデータ化というと、実はそうでもない。
単純に数が多ければいいという数字でもないのだ。

例えば、ゲームにおいて、あるチームがORBを10、DRBを40記録したとする。
ただ、これだけだと、そのチームがどれくらいシュートを打って、打たれて、
外して、外されて、どのくらいの数でリバウンドを争ったのかが全く分からないのだ。
ペースが早くてたくさんシュートを打っていたりすれば増えるし、
たくさんシュートを打ってたくさん外していても増える。
だから、個人の特徴としてのリバウンドの強い弱いは絶対数である程度測れるが、
チームの特徴としてのリバウンドの強い弱いは絶対数で測ることはできない。

では、どのように測るか、というのがORB%という考え方になる。

ORB%=ORB/(ORB + O-TRB - O-ORB)
O-ORB%=O-ORB/(O-ORB + TRB - ORB)

これはどんな計算かというと、自分の攻めるゴール側、ならびに守るゴール側に限定をして、
そこで落ちた全体のシュートの中でどれだけボールを確保したか、という考え方になる。
全体の率で表して確保率を見ようという考え方だ。

ちなみに昨季のB2のORB%の平均は29.6%。
つまり、平均的には10回シュートが落ちたら3回は攻撃側、7回は守備側が確保する、ということになる。
ORB%が29.6%より大きければ「オフェンスリバウンドが強いチーム」
O-ORB%が29.6%より大きければ「ディフェンスリバウンドが弱いチーム」
という考え方ができると思っておけばいいし、
上記の3対7の考え方を覚えておけば、
試合途中でもリバウンドが取れている取れていないは容易にイメージできるだろう。

で、昨季B2のORB%およびO-ORB%のランキングは次のようになる。
順位が上なほどオフェンスリバウンド、もしくはディフェンスリバウンドが強い。
1617b2reb.png 

数字で印象的なのはやはり熊本のORB35%超えだろう。
その幅実に5%以上で、それだけ攻撃の再挑戦をし、得点機会を増やしていたということ。
一方の島根O-ORB%25.4%は実に低く、優れたディフェンスリバウンド確保で
相手の攻撃回数を減らしていたことがよくわかる。

そして、一番右端がORB%からO-ORB%を引いたもの。
これがプラスなら自分たちのチームが余分に攻撃回数を得ている、
マイナスなら相手チームに攻撃回数を余分に与えている、という指標になる。
見ていると、茨城が東地区で2位に食い込んだ主要因がよくわかるし、
西宮島根の安定度の源もわかってこようというものだ。
B2各地区2位以内のチームが軒並みプラス収支をたたき出す中、
唯一マイナス圏内なのがFE名古屋。
ORB%は決して悪くないがO-ORB%が非常に悪い。
実際の試合を見ていても相手にオフェンスリバウンドを拾われまくる姿は目についていたので、
印象が正しく数字にも表れていたと思うし、
競り合いに妙に弱かった印象はこういうところに表れていたのだと、
あまりしたくない納得をする次第。

ソロモン・アラビというビッグセンターを擁してもリバウンドがこれほどまで良くないというあたり、
リバウンドを確保するために必要なスキルがなんなのか、
バスケの奥深さを知るうえでなかなか面白いことになっていると思うし、
18チーム中リバウンドがダントツに悪かった福島の数字が、
ソロモン・アラビというピュアセンターを得てどれくらい改善するのか、
逆にソロモンと別れを告げたFE名古屋の数字がどのように動くのか、
実に興味深い今シーズンになりそうだ。
観測籠球 バスケ Bリーグ
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観測籠球~データの読み方のヒント(2)FG%等シュート成功率関連

2017/09/17 10:00

続いて、シュート成功率の関連について。

基本的に、バスケットボールにおけるシュート成功率の指標は以下の3つ。

FG%=フィールドゴール成功率→プレーオン中に放たれたシュートの成功率。後述の3Pシュートも含まれる。
3P%=3点シュート成功率→スリーポイントシュートの成功率。上記のFG%に含まれる。
FT%=フリースロー成功率→ファウルを受けた時等にもらえるフリースローの成功率。上記のFG%には含まれない。

考え方としては
・高ければ高いほどシュートが良く入っていると言える
・FG%のもとになる試行数と成功数から、3Pの分をそれぞれ引いてやると、
 2Pシュートの分の数値も確認が可能。
となるので、チームの攻撃力の指標となる。
一方でこれを対戦相手の数字、O-FG%やO-3P%などと考えると、
そのチームがいかに相手のシュート率を低く抑えているかという、守備力の指標になるわけだ。
ちなみに、O-FT%は努力でどうにかなるものではないのであまり考えなくてよい。

ただ、このFG%には一つ問題がある。
それが、
「1本のシュートの価値が1.5倍の3Pシュートの成功も、同じ1本に数えられてしまう」
ということになる。
同じ確率で成功するなら3Pシュートの方が1.5倍の得点効率となるわけで、
データを分析するという意味合いにおいてはちょっと問題が大きい

そこで、その3Pシュートの価値を補正した指標が、
「eFG%」
ということになる。算出方法は

eFG% = (FG + 0.5 × 3P) / FGA

普通のFG%の算出方法がFG/FGA、つまり成功数÷試行数なので、
eFG%は成功数に3Pが入ってお得な分を足して算出するということになる。
チームの総合的なシュート力というか、シュートの効率性を表す指標と言えるだろう。
このパーセンテージは「すべて3Pシュートですべて成功」なら最大150%となるが、
当然ながら実際にそんな数字が出ることはない。
勝利チームと敗戦チームで平均と標準偏差をとってみると、

勝利チームの平均値が50.9、中央値が50.7。標準偏差6.9なので約7割が44~57.8の範囲と推定。
敗戦チームの平均値が44.0、中央値も44.0。標準偏差6.3なので約7割が37.7~50.3の範囲と推定。

まあ、サンプル数が540と少なめであまり正規分布ぽくない分布でもあるので、
標準偏差による平均付けは参考程度だとは思う。
が、この数字を見る限りだとeFG%が44を超えてこないときは負けペース、
という風に言えそうなデータではある。
ハーフタイムで計算してみると面白いかもしれない。

ちなみに、eFG%が相手よりも上回ったチームがゲームに勝利したのは540試合中401試合、
全体の79.8%となる。
ちなみにこれを3P%で比べると上回ったチームの勝利数は540試合中360試合となるので、
影響度合いは少し減る。
実はこの切り方でいくと、FG%とeFG%の勝利への影響度数はB2ではあまり変化がなく見える。
日本のバスケにおける3Pの影響度がまだ小さいのか、
それともB1だともっと変わってくるのかはまた別の機会に。

ともかく、当然のことだがeFG%やFG%は自分たちは高く、相手のものは低く、
というのを志向してプレーされている。
その結果として昨年の数値がどうだったか、というのが以下の表になる。

eFG.png 

eFG%については攻撃守備ともに島根が1位。
RSをダントツの成績で抜けたのも納得の数値である。
FT%以外すべてが2位以内で、全く穴がない。
特徴的なところで言うと、攻撃の指標では茨城と奈良。
eFG%だが、FT%も高く、シューターの質、攻撃の質ともに良いのがわかる。
ただし、両チームともO-eFG%が良くなく、
守備面での問題が攻撃の良さを結果につなげきれなかった理由だろう。
逆に守備側で目立つ群馬の数字が面白い。
O-eFG%が示す通り守備は実に堅い、一方でeFG%は低く攻撃力はそれなり。
ただし、FT%は高く、堅い守備と確実に決めるフリースローで粘り強く勝つ、
というやり方で東地区を勝ち抜いてきたのだろうというイメージが見えてくる。
ちなみに、FE名古屋は総合的に上位にいるが、O-3P%が極端に悪い。
インサイドは上手く守れつつも、3Pの守り方に課題を抱えていたということだろう。
実際に昨年は3Pシュートを得意とするタイプのチームには苦戦をするシーンも多かった。

それにしても、これだけダントツの数値を残しつつ、
それでも選手を入れ替える決断をした島根。
そして、指標としては突出したものがなくとも、
それでも継続を選んだ西宮。
どちらが笑うのか、今季のB1も楽しみだ。
…どっちも笑わなかったらどうしよう。

観測籠球 バスケ Bリーグ
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観測籠球~データの読み方のヒント(1)得点・失点・ペース

2017/09/16 14:00

というわけで、バスケットボールのデータになじみのない方に、
昨年のB2における各数値の順位とともに、順番にデータの意味を解説していきたい。
もちろんそんなことは知っている、という方もいるとは思うけど、
ここは初心者向け、およびおさらいだと思って読んで行っていただければ。
なお、僕の見解には誤りや追い切れていないところもあるので、
ツッコミや訂正等はいつでもお待ちしております。

で、第1回のテーマは「得点・失点・ペース」。

まず、基本のキとして
・得点=Score→チームの得点、もしくは平均得点
・失点=O-Score→チームの失点、もしくは平均失点
 (※「O」はOppornent、つまり敵の意味の略語。相手側の該当の数字を表す)
という数字がある。
ご存知の通りバスケットボールは自分たちの得点が失点を上回れば勝ち、という点取りゲームである。
だから、得点がたくさん取れるチームは強いし、失点の少ないチームは強い。

…と言えるといいのだが、単純には言い切れない事情もある。
その理由となるのが「ペース」という概念になる。

・ペース=Pace→そのゲームの攻撃回数が概ねチーム平均で何回あったか、という指数

指数、と表現したのはBasketball.naviさんの数値がどこから算出されているかが
分からなかったからではあるんだけども、
大体の攻撃回数を表すのは

「シュートを打った本数」
「ターンオーバーの本数=シュートを打てずに攻撃終了した数」
「フリースローをもらった数=フリースローで攻撃が終わった数」

の合計だろうと推測は出来るので、この数字をベースに何らかの計算をしているのだと思う。
このペースの数字はどの試合も敵味方ともに同じ数字が入っているので、
「ボールが行ったり来たりする中でこれくらいの回数攻撃のチャンスがあった」
という風にふわっと考えておけば問題がない。
で、得点をたくさんとると言った場合、手法はどのようなものが考えられるかというと、

・確率の良いシュートを打つ(そして決める)
・オフェンスリバウンドを確保して攻撃回数を増やす
・なるべく早くシュートを打って、攻撃回数自体を増やす

という形になるわけだ。
NBAでそれを最も得意としているのがゴールデンステイト・ウォリアーズ、というと分かっていただけるだろうか。
これをひっくり返すとそのまま、

・確率の低いシュートを打たせて相手の攻撃を終わらせる
・ディフェンスリバウンドを確保して相手の攻撃を終わらせる
・なるべくゲームをゆっくり運んで攻撃回数自体を減らす

となり、失点をいかに減らすかという手段になるわけだ。
ただ、ここで注意したいのは
「ディフェンスがいい→平均失点が低い」
が必ず成り立つわけではないということ。
また、オフェンスリバウンド後の方が通常の攻撃よりシュートまでの時間が短いことから、
「オフェンスリバウンドによるセカンドチャンスが増えると試合のペースが上がる」
ということも押さえておきたい。実際の数字を見ても、
「ディフェンスがいいけどゲームのペースが多いから結果としての失点は多いチーム」と
「ディフェンスはあまりよくないけどゲームのペースが遅いから失点は少ないチーム」とで、
平均失点の数字が同じくらい、ということはよくある話。
平均得点、平均失点はペースの値と一緒に並べて見てみようね、
ということが分かったところで、16-17シーズンの数字を見てみよう。

1617B2勝率得点失点ペース 

勝率、平均得点、平均失点、ペースと並べてみた。
記号は、☆→昇格チーム ★→入れ替え戦敗退チーム ▲→入れ替えトーナメント敗退チーム
を表すが、当然ながら記号のチームがトーナメント出場なので強いチームだと考えていい。

たとえば勝率上位6チーム間で考えてみると、
まず平均得点がダントツに少なくて異彩を放つのが群馬ということになるだろう。
次に平均失点の意味では他の上位チームに比べてダントツに多いのがFE名古屋ということになる。
ただ、ペースで見てみると、6チームのうち5チームが「遅いほうの半分」になっている。
つまり、データ上はこんなことが言えると考えられる。

・FE名古屋と群馬以外の4チームは遅めのペースでも着実に点を稼いでいた
・島根は遅いペースだが守備はダントツ、攻撃も4位で昇格も納得の数字
・FE名古屋の得点が高いのは早めのペースの試合が多いためで、その分失点も高め
・一方群馬はペースが低くて得点も失点も低い、典型的なスローペースチーム

各チームをスローペース⇔ハイペース、攻撃型⇔バランス型⇔守備型で分けてみると、

スロー:バランス型→島根
ミドル:バランス型→広島、熊本、西宮、信州
ハイ:バランス型→青森、愛媛、鹿児島
スロー:攻撃型→なし
ミドル:攻撃型→奈良、香川
ハイ:攻撃型→FE名古屋、福島、東京EX
スロー:守備型→群馬、茨城、東京Z、山形、岩手
ミドル:守備型→なし
ハイ:守備型→なし

といった具合だろうか。
あくまで平均の数字とその順位から割り出したものなので、
実際の印象とズレはあるかもしれないが、一つの仮説としてイメージを持ちつつ、
今後出していく数字で修正をかけていければと考えている。
特にFE名古屋のファンの皆様は「うちがハイペースなチーム?」ってなったのではないかと。
僕もそう思ったけど、理由の見当はついている。
このエントリの中にもヒントは出ているので、暇な人は考えてみてほしい。
観測籠球 バスケ Bリーグ
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観測籠球~諸君 私はデータが好きだ(Bリーグ編)

2017/09/15 15:20

諸君 私はデータが好きだ
諸君 私はデータが大好きだ

打撃十傑が好きだ
投手十傑が好きだ
得点ランキングが好きだ
チームの総合データが好きだ

バスケで 野球で
サッカーで テニスで

この地上で行われるありとあらゆるスポーツのデータが大好きだ

並べたデータからチームの輪郭を現すデータを見つけるのが好きだ
思いもしない強み弱みが見つかった時など心がおどる


…というわけで、活字中毒の野球ファンとして、新聞の打撃十傑や投手十傑とにらめっこして育ち、
バスケの世界に身を投じてからもデータ豊富なNBAの選手名鑑を眺めてはニヤニヤしていた僕は、
根っからのデータ好きなのである。
(競馬の買い方も結果としてそういう方向性のやり方になっているわけだけども)
そんな中、始まったBリーグは、大変多くの数字を公式に残してくれている。

僕はプロ野球含めた日本の野球が文化となっている一因には、
こうした膨大な記録の積み重ねから記憶が呼び起される、というところもあると考えている。
Bリーグもいろいろな数字を発表してくれているけれど、
単純な得点とかリバウンド等のランキングだけではもったいない。
せっかくの僕の「バスケ好き」「データ好き」の特性を活かして、
より面白さが広がる形で話したり書いたり、何かできないだろうか…
と考えていたところ、下のようなブログに出会った。

ゴールドスタンダードラボ/バスケットボール アナリスト「ディーン・オリバー」氏による、勝利に重要な4つの指標  
ここで出てきた4つの指標中心に見ていくのが都合がよさそう、
と考えた僕は、ソースとなるデータを探したのだが、公式ページではやや物足りない部分も多い。
そこで、結果や集計等の確認でいつもお世話になっている
Basketballnavi.DB さんにお願いして数値を使わせていただくこととした。
このページ、よくまとまっていてめちゃくちゃ見やすいのでおすすめ。

分析としては昨シーズンの数値をもとに
「どこがチームの強みと言えるのか」「どこがチームの弱みだったのか」
をピックアップし、今シーズンの観戦時のおともと出来れば、と思っているが、
どんな数字があって、そこから何を読み取れそうなのか、
というところがないと数字を並べても仕方がないことも事実。
なので、この後のエントリでは、該当する数字から何が読み取れそうか、
というところと、2016-2017シーズンのB2の各数字ランクを合わせて見ていこうかと考えている。
バスケ Bリーグ 観測籠球
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闘鷲降臨~すごいよ!アレイオンズさん! #FE名古屋

2017/09/03 14:13

s-IMG_5785.jpg 
9月2日。枇杷島SCに鷲たちが帰還。
FC会員が「エスコートおとな」になったりしつつ、
復帰した宮崎さんが男泣きで会場に涙を誘ったりしつつ
アイシンAWアレイオンズとのプレシーズンマッチに。
試合の感想としては、
「アレイオンズさんいいチームだなあ」
で終わらせてもいいんじゃないかなという内容。
怪我人が多くマトモなインサイドプレーヤーが不在の中、
チーム全員が動いてパスを回してノーマークを作り出し、
またそのジャンプショットが良く入る。
サイズで劣るチームはかくあるべし、とでも言うべきプレーぶりだった。
印象に残ったのは55熊澤、34加藤、32池嶋、33藤田あたり。
こんなにいいプレーしているチームなら、
共催の時はもう一回見てみようかな、と思わせる内容だった。

で、怪我人続出で思わぬスモールラインナップにひたすら引っ掻き回された、
というのがこの試合のFE名古屋だったように思う。
ただ、突破口にされていたのが34加藤と55熊澤をボールホルダーとした
P&RとP&Pおよび、そのギャップからスタートした展開と考えると、
今後を考えたら「相手が良かった」では済まされない。
相手選手のジャンパーが「当たり」だったからこそ、
相手のリズムを早めに崩すような守備の修正を行えるよう、
チーム全体としても個人の守備としても更なる進歩が必須だと思う。

その一方で、練習試合の時よりも少し進歩が見えたのが攻撃のほうで、
P&Rにしろミドルポストハイポストの攻めにしろ、
ボールに直接かかわっていない選手の「もらう動き」「もらわせる動き」
は質量ともに間違いなく向上している。
特に絶頂モノだったのが中外のパス交換の結果として
コーナーで飛田がワンドリブルして脚を合わせるくらい余裕の
ノーマークで3pジャンパーを決めたシーンで、
あの辺りには「今年のチームがやりたいこと」が目一杯詰まっていたのではないだろうか。
もっとも、まだ中を使うべきシーン、ボールを早く動かすシーンなど、
選手間の意志の疎通がうまくいかずにノッキングを起こすシーンも多かった。
あと1か月でどこまで仕上げられるか注目したい。
ただ、この相手でフルフロントで守られたからって安易に裏のロブパス狙うのはやめような、
ということは声を大にして言っておきたい。

【個人別短評】
2福澤…中盤の3ptはさすが。ピック後にダブルチームされた時のパス捌きが課題。
5伊藤…相手G・Fに手を焼いていた。キャップは仕事も多くて大変。
11杉本…守備では苦労していたが、攻撃では好判断でチームを支える。
16坂本…FT決めたのは良かった。浮き沈み大きいけどもっと積極的になっていい。
0ハーブ…ソロモンよりもポストに入った後の仕掛けが速いのは好印象。
13成田…今日はシュート良かった。ただ、守備は苦労していた。
14兒玉…勝手知った相手だと思うけど、狙われてたね。
15シェリフ…やる気十分で積極的で良かった。あとは経験とクレバーさ。
18飛田…練習試合の時よりもいい形でボールを貰って良いシュート連発。ええの獲ったわ。
24ジョシュ…小さい相手にも機動力が活きるところは見せた。あとは連携。
26神津…相手とやりあって安定のアンスポ。
44栗野…短時間なら十分に動けるところは見せられた。
1宮崎…脚は完調じゃないだろうけど、まずは復活の第一歩。

【FEgirlsと鳥】
FEgirlsの皆様も2年目の初舞台。
いろいろな人が触れているけど、例の著作権の内容については、
「ああ、こういう風にやってきたか」
という感じ。流石は天下のavexさまが関わってるだけはある、
と思ったり思わなかったり。
より「ダンサー」方向に絞ったパフォーマンスで、今年も魅せてくれそう。
s-IMG_5746.jpg s-IMG_5747.jpgs-IMG_5748.jpgs-IMG_5749.jpgs-IMG_5751.jpgs-IMG_5762.jpgs-IMG_5857.jpgs-IMG_5861.jpg
はじめましての娘たちはまだ覚えられてないので、早く覚えねば。

s-IMG_5750.jpg 
s-IMG_5796.jpg
何食っとんねん。

(おまけ)
OSPのうめちゃんも継続。桃どら焼きとぶどう大福美味しゅうございました。
s-IMG_5752.jpg 

闘鷲降臨 Bリーグ ファイティングイーグルス
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