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赤鯱随想~'18Week2、託す思いと背負う人



2018年3月3日土曜日。名古屋グランパスが磐田をホーム、トヨタスタジアムに迎えてのホーム開幕戦、ということで現地観戦してきた。

 試合の内容については

・昨年の最終戦と比べても、選手たちはさらに上手くなっている

・それでも押し込まれることはあるわけで、そこをどのように選択肢を持つか。

・この試合はジョーが頑張ってくれていたけども、やはりポスト役にリソースを割かせすぎるのは良くない。

・ランゲラック最高や!

 という感じではあった。この辺はきっとラグさんやみぎさんが詳しくやってくれるに違いない。

 ので、僕はそれ以外のことを備忘録がわりに。

 ホーム開幕戦に38,914人入場、ホーム開幕戦のレコード達成とのこと。ジョーの加入で名古屋在住のブラジリアンな方々にも訴求して、イベントなんかも盛りだくさん。スタジアム外の広場はコリンチャンスのユニの皆様もちらほらと見えて、いつもと違う面白い雰囲気だった。 夏休み辺りにも夏のブラジル祭りやってくれないかな。その時ならサンバ隊ももっと盛り上がりそう。まあ、この日はトヨスタとしては珍しい風のほとんどない穏やかな日だったので、サンバ隊の皆様にはよかったのだけど、これはもっといい陽気の時に見たい。

 スタジアムの中は、もちろん昨年の昇格プレーオフ決勝とは違ってはいるんだけども、それでも収容率が9割を超えたスタジアムは素晴らしい雰囲気に満ちていて、昨年よりも希望に満ちた船出を勝利で飾り、それをこれだけのお客さんの前で見せられたことは、今後のこのチームにとても良い影響をもたらしていくだろうと思う。こういう勝利を、集客を積み重ねていって、いつかは「満員のトヨスタでは勝てないなんてジンクスがあったね」と、笑って話せるようになりたいところ。

 これだけたくさんの人がホームに詰めかけたのは一昨年の崩壊からチームが立ち直って、それまでのファン・サポーター、そして「グランパスのことを悪くは思っていないけどファン未満」な地元の人たちと、改めて絆を結ぶことができ始めているということの証なのではないだろうか。もちろんその過程でいろいろなものを捨てたり拾ったり、選択をしてきたわけで、それに付いてこられなかった選手もファンもいたのは間違いないわけだけども、今回の変化を前向きでなくとも受け入れられたファンとはより深くつながり、そしてそれを広げていこうというチームの意志に、乗ってくれる地元の方々が増えてきた、ということは単純に喜ばしい。

 前の体制や選手たちを深く深く愛していた方々には恨み骨髄という向きもあるだろうけど、そういう方々も恨みを忘れられる頃に戻ってこれたら良いとは思うし、その選手について行ったり、他のチームのファンになるのだって有りなのだろうし、他のスポーツにのめり込むことで忘れようとすることなんだって一つの手なんだろうと思うし。愛と憎しみは裏返し、それもまた人生、それもまたスポーツ、それもまたフットボール。

 どこかの炎上バカが「他人に自分の人生乗せてんじゃねえよ」なんて嘯いたこともあったけど、プロの興業というのは多かれ少なかれ「ファンが思いを託し、選手はそれを背負う」ことで成立しているわけで、「思いを背負ってくれるという期待が裏切られた」と感じたファン・サポーターがその対象に感情をぶつけたくなるのは止められないよなあ、とも思うし、それに対してけじめをつけられなかった件の選手については、やはり思いを託すだけの器ではなかったのだなあ、などと試合後に改めて感じたりもしていた。

 これは選手ファン双方に手痛い経験なのだとは思うけど、僕らもきっと懲りずに「思いを背負い続けてくれるバンディエラ」を追い求めるのだろう。そう考えると、腰が据わらずフラフラしていた名古屋グランパスというチームに、「ピクシー」「楢崎正剛」「中村直志」と、変わらず背負ってくれた選手がこれだけ居たことは奇跡のように思える。今変わろうとしているチームはそんな選手を生み出してくれるだろうか。生み出してくれそうな期待、予感はあるのだけど。
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