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赤鯱随想~'18Week3、士別れて三日なれば

即ち更に刮目して相待すべし

 なんてフレーズを引用したくもなる、秋山や菅原の成長ぶりである。

 ミッドウィークに行われたルヴァンカップ第1戦、瑞穂で行われた浦和戦。結果としては前半まったくバランスを失ったまま4失点を喫して勝負あり、というという内容だったのだが、その中で素晴らしい輝きを見せたのがユースから抜擢された成瀬であり、前半途中から投入されて違いを見せつけた秋山だった。

 成瀬についてはその魅力をグラぽに寄稿させていただいたので詳細はそちらに譲るとして、秋山については投入直後から、慌てていたチームが目に見えて落ち着く形になったし、ボールを引き出す、受ける、蹴る、などの能力もさることながら、サイドバックとしての守備面も開幕に比べて大きく向上している。ルヴァンでもだけどリーグの方でも、中に絞ってのカバーとサイドが変わった時の寄せ方なども間合いの取り方が明確に向上していて、正直「別人が守っているのでは」と疑ったくらいの動きになっているように思う。

 特に裏抜け仕掛けたイを寄せてつぶしたプレーは彼の判断力の向上の証としてもっと褒められていいプレーだった。(ホーシャが巻き込まれて負傷したのは不幸な事故だったが)

 もちろん攻撃面についての心境も著しく、止める蹴るはもちろん運ぶことも含めてこなせる彼については今後どうやって育てていくのかと思っていたのだけど、ビルドアップにはバックラインに左利きが欲しいということと、守備面での進境を見る限りはこのまま左SBのスペシャリストとして育てるのも悪くないし、いい成長曲線に乗ってこれば代表も視野に入ってくるのでは、と思わせる序盤の彼の活躍ぶりである。

 そして同じように目を見張るような成長を見せているのが菅原で、こと湘南戦に至っては彼が17歳であることは完全に頭から飛んでしまっていた。開幕戦のミスを糧に相当な反省を自分に課していたのだろう、判断にはより丁寧さが増し、かといって腰が引けるようなこともないというプレーぶり。どなたかが「常に自分を見失わずプレーできる」のが菅原だと仰っていたが、それにしてもこれだけ自分を持ってプレーが出来るという事実は年齢に関係なく素晴らしいとしか言いようがない。

 守備面の安定に寄与する一方で、この湘南戦では今までよりもボールを持ち上がったり、縦に糸を引くようなグラウンダーの楔を入れてみたり、攻撃面でも少しずつチャレンジするシーンが増えてきた。湘南のプレスを見る限り菅原にボールが入った時はスイッチを入れるように出来ていて、それを見越してビルドアップが左の秋山のところに偏る安全運転だったというところはあったのだけど、相方が櫛引となると菅原がボールを扱える能力を見せなければいけないシーンは増えてくるかもしれない。

 この年齢でそこまでの重責を背負ってもらうのはどうなんだろうと思ってしまうのところもあるが、これまでの伸び方を見る限り、この壁も案外簡単に乗り越えてしまうのではという期待感もあり、先が楽しみで仕方ない。

 もちろん昨年からでいけば青木和泉宮原と成長著しい若手は多い。成瀬、藤井、萩野に梶山、深堀といったユースっ子も彼らの背中を追いかけてさらに伸びていってくれることを祈りたい。何せ、監督は「良ければ使う」風間監督で、今年のチームの人数は少なめ。そして、怪我人も出ている状況なのだ。さあ、そのプレーで序列をひっくり返そう。そんな水曜日の楽しみ方も良いのではないだろうか。
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