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闘鷲降臨~目指すものがある幸せ。(17-18B2PlayoffSemiFinal)#FE名古屋

【Game1】
FE名古屋 95-103 福岡

最初の30分は、理想的な流れ。次の5分も、ほぼ互角。最後の5分で差が出た。

【Game2】
FE名古屋 72-94 福岡

よーいドンでつけられた差は追えども追えども詰まらず。永遠の3馬身。

【心理的有利、というファクター】
 最近のサッカーの最新トレンドにポジショナルプレーという概念がある。その目的の一つは「選手が優位性を活かせる有利な状況」を作り出すことだと定義されているのだけど、この優位性は「数的優位」「位置的優位」「質的優位」「社会情緒的優位」の4つに分類することが出来るとのことだ。これはサッカーの話ではあるけれど、この理論はバスケットボールの理論も取り入れられて発展してきている側面を併せ持つこともあり、バスケットボールにもそのまま流用できる。
 例えば「数的優位」は速攻の時の3on2の状況だったり、ピックプレーで作られる一時的な優位がそれにあたる。「位置的優位」で行けばゾーンの状態で守る相手にどのポジションを取れば相手のヘルプを無効化できるか、また守るときにはその逆に、どのポジションを取ることで相手の選択肢をより多く減らせるか、という考え方が当てはまるだろう。「質的優位」は単純に1on1で圧倒したり、シュートが入るところをいかに活かすか、というようなところになる。
 そして本題になるのが「社会情緒的優位」の部分だ。これは、「同じプレーを行うにしても、試合の状況やその選手が立っている立場、状況の影響で結果が変わってくる」ということになる。例えば「絶対に勝たなければいけない試合」という状況が選手に与える影響がどうか。さらに言うと、そういう試合で、同じ10点ビハインドだとしても、それが2Q残り5分と4Q残り5分では、受ける印象が全く違う、ということでもある。そういう精神的な揺らぎが一つ一つのプレーの成否にも大きく影響するのだけど、このB2セミファイナルの1戦と2戦の結果の差も、まさにそういうところにあった。
 試合開始から競り合いつづけ、大きく離されずにリードの瞬間も混ぜつつ戦えた1戦目は、FE名古屋の選手の方がやはり動きが軽やかなように見えた。それは福岡を「勝たなければいけない」というプレッシャーを受ける状況に、3Qまでは置くことが出来たということだと思う。もちろん他の優位性という意味では福岡に分があるのは間違いなく、最終的には立ち直った福岡に敗れ去ったが、その逆に後がなくなった状態で挑まされた2戦目との出来の差は歴然としていたのも間違いない。
 レギュラーシーズンの対戦でも連敗していた通り福岡とFE名古屋の間には、歴然とした実力差があった。これをひっくり返すには懸かるものの多いゲームで「負けられない」というプレッシャーに相手を置き続けることが必要だったというのが、改めて浮き彫りになったと思う。格下のチームが格上のチームに勝とうと思ったら、先手必勝でペースをつかみ、それを離さないという粘り強さと忍耐力が必要なのだろう。

【3位決定戦へ】
 結局のところ優勝への歩みを進めることは叶わず、3位決定戦に回ることとなったわけだけれど、それでもまだ目指せるものがある、というのはとても幸運なことなのだと思う。福岡へのリベンジは2年後以後への宿題にするとして、週末の熊本戦は、ホームの観客の目の前で、今シーズン、チームが確かに前に進んだのだという証を、できればもう一つ勝ち取っていただきたいし、できると信じている。
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