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闘鷲降臨~2017-18シーズンレビュー選手編その6:#24ホーキンソン、#25カーニー #FE名古屋

[24]ジョシュ・ホーキンソン/Josh Hawkinson
1718ジョシュ 
 ワシントン州立大を卒業し、今年からプロとして海を渡ってきた若手ビッグマン。学生時代の映像と残した数字から、正確なシュートと広いプレーエリア、そしてリバウンドの強さが武器のビッグマンだと想像していたが、想像した通りのスキルセットで今シーズンのFE名古屋の地区優勝に貢献してくれた。競技を問わず初来日の選手はまず日本の環境に慣れられるかどうか、という「新しい分化への適合性」がプレー以前の問題として出てくるのが常で、それが今回大学卒業して初めて外に出る、とくれば猶更なのだけれど、少なくとも異文化への適合という意味では持ち前の明るさ、そして何度か来日してくれた家族のサポートもあって乗り越えてくれたようだ。大学のシーズンと比べても1.5倍近い試合数、というところも含めてやはり疲労は隠しきれなかったようで、年末あたりや2月あたりはかなり疲労が出て、ゲームデイに体調を崩してフラフラだった試合も何度か目にしたのだけど、体調不良をおして今シーズンのPO含めた全64試合すべてでコートに立ち続けた心身のタフさはいくら褒めても足りないところだと思う。
 プレーとしては序盤は3Pシュートのアジャストが全くできておらず、最初の20試合は5/27で確率20%を割り、そもそもの試投数も1.35本/試合と少なかった。しかしその後は本人もゲームで打つ手ごたえが出てきたのか、後の40試合では40/117で確率34.5%と本数も確率も格段に上昇し、ビッグマンが相手を外に引きずり出すには十分な数字を残している。またシュート力の高さはロングミドル、ポストからのジャンプシュート、P&Rからのダイブやフックシュートなどでも活かされ、極めて高い得点効率が期待できるという意味で、彼の存在は非常に大きかった。また、インサイドでリバウンドに飛ぶ勤勉さと機動力も素晴らしく、ビッグマンとして十分な働きをしたと言えるだろう。
 一方で、大学ではどちらかというとPF的な動きを求められていたことが多かったこともあってか、ポストマンとしての振る舞いはまだまだ不満が残るもので、リングを背負ってのシールやリングを背負う選手への守り方を始めとして、より重い相手、強い相手に与したときのプレーにはまだまだ向上の余地があると思う。
 ただ、攻守の切り替えも早く精神的にも安定していて、勤勉さは折り紙つき。シーズン途中からはアーリーポストからの得点もどんどん増えていて、シーズン中でも進化を見せられていたのは心強い限り。早々に来季の契約も決まった。彼の真面目さなら、来季はまたさらに進化して帰ってきてくれるのではないだろうか。ご家族とも応援をともにしたことがあるけれど、揃って陽気な一家で、とても楽しい思いをさせていただいた。来年も彼と一緒に闘うことを楽しみにしたい。

[25]ロドニー・カーニー/Rodny Carney
1718ロドニー 
 最強の戦術兵器としてB2を荒らしまわった16-17シーズン終了後、再契約の音沙汰はなく。シェリフ・ソウを3.5番で使うと思しきチーム事情もあり、今年は日本には来ないもの、と思われていた。しかし、そのシェリフの病気離脱、そして早期の復帰がかなわないという事情、さらには所属のチームがはっきり決まっていなかったという事情も重なり、再契約が決定。第2節の群馬戦より、急きょ合流となった。
 プレシーズンの練習に参加できず、また本人もどれだけ実戦に近いプレーが出来ていたかは定かではなかったこともあり、年末までの平均PT11.8分、平均得点5.9点、FG%35.5%と、本領発揮とは言い難い状況が続いていた。その後年始のbyウィークにスタツ加入の上戦術的に再構成がなされたのであろうか、後の26試合では平均PT21分、平均得点15.4点、FG%51.1%、3P%42.3%と、紛れもないエース級の活躍を見せつけていた。残念ながら負け試合となってしまったが、ジーを欠いた茨城戦でたたき出した40得点のゲームは、ちょっと簡単には忘れられそうもないインパクトで僕らの心に残り続けるだろう。また、プレーを切り出してみてもNBA経験は伊達ではなく、ちょっと人間とは思えないような身のこなしで相手を躱してレイアップに持ち込んだり、オープンスペースでボールを持ったら最後ファウルでもしない限り止められなかったりと、戦術兵器として今年も元気に君臨していたし、後半はFG%などを見ても昨年より遥かに向上していて、昨シーズンに比べるとチームとしての彼の活かし方も向上したように思う。
 とはいえなかなかチームオフェンスの中に組み込みづらい資質の持ち主であることも間違いなく、また「密集に無理にでも入っていけてしまう」という能力がチームとして守備が強固なチームを相手にするとターンオーバーを犯しやすいという弱点に変わってしまうという部分も相まって、彼の得点能力を、弱点を隠しながら活かしきるというところまではもう少しかかりそう、というのが今シーズンを通した印象だった。
 来季に向けてはシェリフが復帰することがほぼ確実であろうことと、そのシェリフも遠からず帰化するであろうということ、そして、まだ噂の段階にとどまっているオールタイム外国籍on2+帰化選手出場OK、というBリーグのレギュレーションが導入されるのかどうかの組み合わせで、彼の扱いは変わってきてしまうような気はする。シェリフの帰化がこの夏に叶って、レギュレーションが変わって、ならその時点でアメリカに飛んで契約すべきだし、そうでなければシェリフが優先、ということになるのだろう。34歳とベテランに差し掛かる年齢ではあるが、今年の動きを見ていてもまだ老け込むような状況ではなく、まだ2~3年はB2ならもちろんB1でも主力級で働けそうな動きは維持している。もちろん日本だけでなくほかの国も含めて新天地を探るのだろうけど、せっかくのご縁、もう何年かその華麗でダイナミックなプレーを名古屋の、日本のファンに見せてほしいものだ。
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