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闘鷲降臨~溺れる鸛は叩かれねばならない(18-19GAME7~8)#FE名古屋

20181021西宮 
 Bリーグ初年度、同じ中地区で覇権を争った西宮ストークス。お互いなりの挫折を経験して再び相まみえる今季、最悪と言っていいチーム状態の西宮に、FE名古屋がどのように戦うのか。
 相手を叩きのめして大空に舞うのは鸛かそれとも鷲か。
 先手を取ったのは西宮。厳しい守備でFEの攻撃に糸口を掴ませず、FE名古屋は前半31点に抑えられた。一方のFE名古屋はジョシュとジーがファウルトラブルで本領を発揮できず、我慢の展開。
 後半早々ターニングポイントとなったのがジーの4つ目のファウル。ここでFE首脳陣はこのままジーをコートに残すというギャンブルに出る。その上でゾーンを敷いてジーがファウルをする可能性を軽減し、ほかの選手の脚でコートをカバーする、という方針。この日はこの形が見事に的中した。西宮がゾーンアタックに苦労して全く得点が止まると、ゾーンの特徴である「速攻の出しやすさ」を活かしてこの3Qだけで12点の速攻による得点を稼ぎ、29-7と逆転に成功。
 最後はオンザコート0で外国籍選手を休ませる余裕で相手をコントロールし、82-71できっちり勝ち切った。勝負を分けたのは、ペイント内FG%。FE名古屋が69.7%と文字通りインサイドを蹂躙したのに対し、西宮はわずか35.7%と、リングへのアタックが精度を欠き、外に頼らざるを得なくなったのが厳しかった。

 前日、ジョシュのアーリーポストとジョシュジーのハイローに散々な目に遭った西宮。どんな対策をとるか、というところに注目していたのだけど、結論としては「インサイドはよりフィジカルにプレッシャーをかけましょう」だった模様。
 結果として大きく嵩むことになったのがファウルの数だった。試合を通してファウルを奪った数、ジョシュが11、ジーが10。この2人が確率よくフリースローを沈め、得点を積み上げていく。ただ、なかなかFGがしっかり入るというシーンがなかったこと、中を締められている分、ジョシュジー以外のリングへのアタックが非常に少なかったこと(ペイント内のシュートで前日が14本(9本成功)に対し、この日はわずか4本(2本成功)のみ)が若干の停滞を生み出していた。
 また西宮ストークスは、もともとはB1に居たチームの主力のほとんどが残ったチーム。B2では上位のシュート力はこの日も要所要所で見せつけられ、離しては追いつかれ、追い抜かれては追い抜きの一進一退の攻防の結果は、よもやの延長に。
ただ、ここまでファウル覚悟でのプレーを重ねてきた西宮は最終的に3人の退場者を出して力尽き、この日出ずっぱりで西宮のインサイドを攻め続けたジョシュのゴール下で勝負あり、となった。

【西宮の悩み、バーンズの収支】
 FE名古屋がジーことギャレット・スタツの収支で悩むことが多いように、西宮はドゥレイロン・バーンズの収支で悩んでいるのではないかなあ、と思わせるこの2戦だった。
バーンズ自身は技術とパワーを併せ持った質のいいアウトサイドプレイヤーなのだけど、いかんせん高さがない。そのため外国籍2枚に高い選手が並ぶチーム相手には高さのミスマッチが生まれやすく、また相方の外国籍ビッグマンが休息をとるときに、そのポジションの肩代わりが難しいというマイナス面が存在する。
 このマイナスを少しでも軽減するために必要なのは日本人ビッグマンの高さとパワーで、谷口、土屋、佐藤あたりが頑張って1分でも多くバーンズが本来ポジションで使われるシーンを増やさないといけないのだけど、谷口の8試合中4回5F退場などを見る限り、まだまだその域までは行ってないのが実情のようだ。
 また、バーンズ自体もこの2戦はFE名古屋の日本人フォワード陣のしつこい守備に手を焼いて本領発揮したとは言い切れず、これら総合的に考えて、彼を使った収支をどうするか、というのは今後も西宮の悩みの種になるのではないだろうか。

【来るべきは鬼門】
 現状調子が悪いとはいえ、戦力的には間違いなく中地区優勝争いのライバルに対して、アウェイでダブルという結果を残してみせたFE名古屋だったが、水曜日にミッドウィークゲームを控えた状態で、ジョシュをフル出場させられた挙句延長に持ち込まれたのは大きな誤算だった。
 仕事?で西宮のHC会見の席に居合わせたグランパス絡みのフォロワーさんの情報でも「勝てたはいいが延長になったので喜べない」と渡邊HCが言っていたとのことなので、この誤算はおそらく首脳陣も同様の感想なのだろう。
 昨季はミッドウィークゲームを1勝3敗と負け越し。今年はレギュレーションの変更で特に外国籍選手の体力回復具合が厳しいであろうこと、そもそも体力消費の激しい走るバスケを標榜するところで回復時間がないこと、あたりは正直かなり痛いのだけど、チームは昨年よりも成長したところを見せてくれるだろうか。
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