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闘鷲降臨~Wednesday Nightの王様(18-19GAME9)#FE名古屋

エド
その名もエド。山本エドワード。
 お互いに中2日という過密日程でのミッドウィークゲーム。しかし、公平かと言われるとさにあらず。日曜日に外国籍選手をフルに使い、5分の残業までこなしたFE名古屋。比較的近いとはいえ、アウェイの地に乗り込む金沢。どちらが厳しさに耐えられるのか、我慢比べの様相を呈した1戦。

 果たして、FE名古屋の、特に外国籍選手2人の出足はいかにも鈍かった。前の試合は30分程度の出場時間だった金沢の両外国籍選手と比べると、一目瞭然。特にジーは機動力に勝る相手へのファウルを嫌うところもあったか、相手のミドルへのクローズアウトがなかなか効果的に行えず、またP&Rへの対応も緩慢。結果としてボウルズは薄い圧力を背景にミドルにダイブにと得点を積み重ね、スムーズに攻撃を行った金沢が23-18とFE名古屋をリードする展開。FE名古屋は攻撃もけしてリズムがいいわけではなかったが、宮崎のベテランらしい老練なプレーで何とかつなぎ、5点差を維持。

 その状況が少し動いたのが2Q。お互いの外国籍選手がファウルや体力の兼ね合いで休息時間を取り、お互いが大半の時間をon1で過ごした形だが、そこでハードな守備で流れを手繰り寄せたのが兒玉と杉本だった。このQは相手のFG%をわずか20%に抑える一方、二人の巧みなパス回しがインサイド陣の得点(ジー6Pts、高村坂本4Pts)を引き出し、逆転に成功。7Ptsリードでハーフタイム。

 しかし、3Qは様相が一変。相手が敷いてきたゾーンに対し、効果的な攻めを見いだせないFE名古屋。特に、ガードのドライブレーンを外国籍選手が動ききれずに塞いでしまうシーンが多く、結果的にあまり良くないミドルを打たされ、リバウンドを回収されるシーンが目立つ展開となった。特にジョシュは見るからにシュートがブレており、このQはFGが0/6と大ブレーキ。相手の日本人PFに1on1を仕掛けられて中で得点を許すなど散々な出来。7Ptsのリードは3Ptsのビハインドに化け、最終Qへ。

 最終Qも最初の5分は一進一退。点差は4~8Ptsを行ったり来たりしたまま、時間が過ぎていく。しかしオフィシャルタイムアウト明け、速攻のトレイルからジョシュがトマホークダンクをお見舞いすると、ジーの連続ゴールでようやく追いつき、残り3分ほどのところでジーのカウント&1で1点リードに成功。しかし、すぐ相手に取り返されてリードを許すと、ここで山本エドワードの逆転3Pが飛び出した。そのあとお互いが気合の入った守備で守りあう中、残り37秒で再び3Pを沈めるビッグショット。これで5点差とすると、その後の相手のファウルゲームからの流れはジョシュの珍しいFT××などで肝を冷やしたものの、相手のミスにも助けられ、何とか逃げ切りに成功と相成った。

【B1レベルのクオリティ】
 残念ながら敗北となった東京Z戦でも感じたことなのだけど、やはり山本エドワードは本物だ、というのがこの試合の感想だ。何より、あの痺れるシーンでビッグショットを自ら請け負い、それを決めきる技術とメンタルはどれだけ称賛しても足りないだろう。昨季はかなり苦労したようだし、まだまだ攻撃ではかみ合っていないところがあるように見えたのだけど、それはどちらかというと「周りがエドの要求に応えきれていない」ということだったのかもしれない。
 チームの攻撃へのフィット感も確実に高まるとともにシュートの積極性と確実性も増してきて、なんと現状の3PFG%は60%を超える。8.8Pts5.2Astもさることながら、これだけボールを握ってTOVがわずか1.8というのも素晴らしいとしか言いようがない。B1を知る、本物のポイントガードがチームの攻撃をリードしてくれる幸せは、昨年までのロドニーのプレーを観る幸せに近いものがある、と思わせる活躍。今後さらに周りがフィットする時が楽しみだ。そして、今回僕は都合により聞けなかったけど、MVPインタビューをまた聞きたい。


【ご利用は計画的に】
 それにしても、今年のレギュレーションは、外国籍選手には実に過酷だ。特に3人の外国籍を持たないことが多いB2のチームにとっては特に。FEについてはシェリフ・ソウという選手がいるけれども、彼は彼でインサイドで闘うパワーに乏しいことがネックで、なかなか入れ替えに踏み切れない現状もある。そうなると少なくともガス欠を起こさないように、もう少しプレイングタイムには気を使わないといけないのだろうけど、目の前の試合の勝敗のウェイトは大きいのが現状だ。
 ただ、蓄積した疲労がもとで故障でも起こせばそれこそ致命的な事態になることが目に見えるのも間違いない。破滅を回避するために、どれくらい勇気をもって、日本人で負担を分散したり、時には思い切ってシェリフを使ってジーやジョシュに休みを与えたりするなど、首脳陣の計画性と勇気が問われるシーズンになりそうだ。
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