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闘鷲降臨~希望の鐘が鳴る朝に(18-19GAME34-35)#FE名古屋

2月1日、シェリフ・ソウの帰化が公示。
希望の鐘は鳴った、そんな週末。
【2/2 vs西宮 ○83-80】
https://stats.basketballnavi.com/box_score.pl?game_id=201832323

 概ね、杉本による自作自演。

【2/3 vs西宮 ●70-75】
https://stats.basketballnavi.com/box_score.pl?game_id=201832331

 ジョシュ、まだまだ青いね、っていうファウルアウトで勝負あり。4つめのファウルは明確に余計だったけど、まあこの日のジョシュのタスク過多からするとある程度は仕方ないよね。みんな頑張りました。特に杉本と兒玉と野﨑。

【Game2の守備の修正について】
 今週は疲労回復と恐らく治療でジーが欠場。帰化が公示され、登録を待つばかりのシェリフがベンチに登録される形になった。その一方でこの構成では、ジョシュが苦手なパワータイプのインサイドであるウォルドーとマッチアップすることになる。さほど機動力も外のシュートもないウォルドーだが、ジョシュとのパワーの差は歴然、というのがGame1のFGが10/11、という結果に表れている。なんとか勝ちを拾ったけど、Game2はどうしましょうね、というのがスタート地点。

 ということでGame2でFE名古屋が敷いた守り方は、

「ジョシュはポジション取りを頑張ってなるべくウォルドーにダックインさせない」
「ある程度外目のポストでボールが入ったら全部ブリッツ(ダブルチーム)」

 というものだった。ブリッツに行けば当然相手の他の4人を3人で守らなければならない。西宮がそこでゴール下へのカッティングやスペーシングでもってイージーバスケを狙う形に対して、FE側がヘルプの連続でローテーションを組み、相手にイージーシュートを打たせなければ勝ちという勝利条件。そして前半はほぼ負けている状態だった。ローテミスでゴール下へのカッティングへのパスを簡単に通されてイージーバスケを3~4回許し、そこを止めてもコーナー3までプレッシャーが行き届かず3Pを被弾。攻撃も全くうまくいかなかったこともあり、24-40という大差でハーフタイムを迎えることとなった。

 ただ、この日はウォルドーからの展開を封鎖しない限り勝てないという覚悟で臨んでいたのだろう、ハーフタイムにディフェンスローテに修正を入れてコンセプト自体はそのまま続行。この守備が3Qになってようやく機能。相手の狙うカッティング、次にコーナー3Pを修正されたポジショニングでしっかり封鎖。カッティングはボールが出なければそれで封じられるし、コーナー3Pはボールがそこに渡っても打てないタイミングでクローズアウトできれば相手はボールをトップ側に戻すしかないため、その後の立て直しが非常に容易。この相手の狙いの特性というか弱点を活かして最終的には外のタフショットを打たせる、という形が機能して、後半は一時逆転。残念ながら勝ち切ることは出来なかったが、守備の修正で主導権を握り返したところは非常に見応えがあるものだった。

【シェリフをどう活かすのか】
 2/1の官報でシェリフの帰化申請が認められ、あとは登録。これも少し時間はかかるとのことだけど、今週末は無理でも近いうちに(対香川の節には間に合う?)、晴れて帰化選手としての登録が認められることと思われる。

 ただ、シェリフはビッグマンと一口で言っても、かなり特殊なスキルセットの持ち主だ。彼の特性を並べてみると

・201cmとビッグマンとしては大きくないサイズ。
・85kgとビッグマンとしては超軽量級。
・故に、外国籍選手と身体をぶつけ合う形は基本的に苦手。日本人相手でも苦労する場合も。
・その代わりにスピードおよび一瞬の瞬発力はトップクラス
・かけられている身体的圧力が一定以下の状態での2m以内のショットは非常に柔らかくて正確
・故にFT~3Pくらいの距離からワンドリブルでフィニッシュ、がシグネチャームーブ
・ハンドリングは下手ではないがちょこちょこ怪しい
・ミドルやフリースローは下手ではない
・3Pも打てるようになっておかしくないんだけど、要練習
・だいぶ向上したとはいえ、コート上でのポジショニング、認知、判断は向上の余地あり

 という感じになる。攻撃ではスピードのミスマッチとフィニッシュ力が頼りになるが、外国籍選手を守らせるにはちょっと勇気がいるね、みたいな。ただ、ビッグマンタイプの外国籍選手では彼のスピードは止めようがないし、日本人のウイングやビッグマンをぶつけても同様だろう。ただ、とても守備が上手いウイングにマッチアップされた場合は技術的なとこでちょいと微妙、という典型的な3.5番タイプになる。また、いくらフィニッシュ力があると言っても抜き去った後にガタイのいいリムプロテクターがいた場合にはなかなかに厳しい場合も多い。

 故に、チーム側は「シェリフは3番でも使える」なんて思っているのだろうけど、ジョシュとジーとで並べてみてもあまり機能する気がしない、というのが正直なところだ。特にリング下に居座りたがる=相手のリムプロテクターをリングからはがせない、ジーとの相性が良くないのが気がかり。そういう意味でも、3人いっぺんに使うというより、ジョシュジーシェリフの3人のプレイングタイムを30分くらいに収めてなおかつon1の時間帯が発生しないように上手く使っていく、という形の方が良いように思われる。

それをするにしてもジーとシェリフを同時に使う時間帯が必要になる以上、ジーがゴール下に張り付きたがる悪癖は直さねばならない。ただ、ここのところ勝ってる試合でのジーは思ったよりも動いてFTライン程度のミドルや、そこからのドライブにもチャレンジしている節がある。上手くその形で相手のビッグマンをリングから引き剥がせれば、シェリフのアタックで得点を効率よく稼ぐことが可能になるだろう。

 …って書いておいて、3人そろい踏みの試合の3人のプレイングタイムが40,40,40とか並んだら笑う。誰ですか?「うちのヘッドコーチならやりかねない」なんて言った人は。
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