闘鷲降臨~吉報も友人を連れてきてほしい(18-19GAME38-39)#FE名古屋
吉報はひとりでやってくるが、凶報は友人を連れてやってくる、なんてのは銀英伝の中だけでいいんですよ。
相手外国籍にインサイドを荒らされ、相手シューターに気分よくシュートを打たせた結果、危うくそのツケを払わされるところでした、という試合。残業にはなったけど勝ててよかったね。
前半の酷い攻撃を宮さんの連続3Pで耐えしのぎ、後半は相手を守備で抑え込むと同時に速い展開で崩して逆転。そのまま好調なシューター陣の力を使って逃げ切った。3P5/6の宮さんと、シェリフを上手く使ってP&Rで相手守備を切り裂きまくった杉本の躍動が印象的な試合。
【少し変化の兆しが見えたタイムシェア】
日曜日の試合、ほとんどの時間でボールマン+ウイングに合計3人の枠を振ることが多いFE名古屋にあって、このポジションに就く選手たちの誰一人として25分以上のプレーをした選手がいなかった。最大でも杉本の22分、というところだったが、流石にこれだけタイムシェアが上手くできていればどの選手も終盤脚を止めるようなことはなくて、最後まで走り切れていた。
これが可能になったのは杉本が故障明けでかなり調子を上げていること、Twitterによると「久々にリングジャンプでリングを触れた」という宮さんのコンディションもいい状態になっていることが大きい。また、ここ2試合では大和にも飛田にも10分前後のプレイングタイムが与えられている。このような形で1Q~3Qの30分は7人で3枠を上手く埋め、4Qの勝負所は脚が残っている信頼できる選手(かつ調子の良い選手)を起用、という形で上手くローテーション出来るのであれば、最後まで優位に戦っていけるだろう。
そのためには若い野﨑、大和のさらなる進歩と、飛田の復活は必要不可欠。4Qの勝負所に誰を使うか迷うくらいのアピールを期待したい。
一方、今節もジョシュ&シェリフは45分+40分と、残業込みでフル稼働。坂本と高村はベンチにしまい込んだままとなっている。本日シェリフの帰化登録が完了してジーは怪我もあるのだろうけど、彼が戻ってきたとしてそのタイムシェアがどうなるのかは興味深い。ジージョシュシェリフの3人のプレイングタイムが3人とも30分前後に収められれば、怪我や体力切れのリスクも低く、試合を優位に展開できるだろうけど。
ではどのような形が良いのか、を考えるにあたり、一番問題なのは「シェリフとジーの得意なシュートレンジがモロに被ってる」ということだ。二人の「シュートに持ち込むまでの動き」はジーがポストや合わせ、シェリフがロールからのダイブやドライブとそれぞれ違うが、結局のところリング周り2mくらいのところが良いということには変わりがない。一方で外のシュートは「打てなくはないけど頼れる武器というほどではなく、あくまで撒き餌」というところも共通している。さらに言うと二人とも「リング近くで挟まれたり複数の選手から身体を当てられて確率よく決めきるほどの力強さもない」ということも共通。そのため、この二人は並べて使う際にはチームとしてかなり周到な準備と意識が必要になる。
この特性を考えると、帰化選手を手にして一回はやってみたいであろう外国籍2+帰化選手1を同時起用、というのは実はあまり効果的ではないのかもしれない。余った日本人選手がどこにマッチアップするかにもよるのだろうけど、日本人選手をスピードで抜き去ったシェリフがリムプロテクターの相手外国籍につぶされてロスト、というシーンは容易に想像がつく。とにかくシェリフを活かすなら相手の外国籍選手がゴール下に陣取らないシチュエーションを作りたいのだ。
となるとジージョシュシェリフから2人をチョイスする形が基本だが、どちらと合わせても能力が発揮できるジョシュを休ませるためにも、10分前後はジーとシェリフで攻守を機能させる必要がある。そのことを考えた場合、ジーのポジショニングおよび、シェリフの相対的なパワーのなさをどうカバーするかという課題が出てくる。ここをどうカバーするか。
僕なら主に、1Q終わりか2Q初めの3分と、3Q終わりの3分で、より小さい方の外国籍選手に高村さんや坂本くんを「インサイドの最後のところはジーとシェリフがヘルプするから3分限定で死ぬ気で守ってこい」って言ってマッチアップさせて前半と後半を5分ずつジョシュが休める時間を稼ぐ。その場合でも高村さんの方が外のシュートがある分攻撃でつぶしがきくので高村さんを使いたい、みたいに考えるけれども、首脳陣の考え方はいかに。
まあ、何度も言っている通り、3人全員40分出場の脳筋采配だったとしても驚きませんけれどもね。なんにせよ、週末がより楽しみになった「吉報」でありましたとさ。
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