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闘鷲降臨~'18-'19シーズンレビュー05 #12野﨑零也 #FE名古屋

未来の大エースの第一歩(予定)
#12野﨑


白鷗大学在学中、エースとしてチームのリーグ戦及びインカレ上位進出に貢献した野﨑。普通ならB1を選んでもおかしくないポテンシャルの持ち主なのだが、社会人としてボーラーとしての第一歩にFE名古屋を選んでくれたありがたい選手である。元所属チームの方針と、戦力的な事情もあり特別指定選手時代の試合出場はほぼなく、実質今季が初お目見えとなった。

流石に関東上位の大学出身だけあって残っている映像も多いのである程度イメージは出来ていたが、そのイメージ通り、非常に勝ち気で馬力のあるスコアラー、というプレースタイル。

そして実際に見ていると、1on1では相手をよく見て嫌なプレーを選択できる、非常に頭の良い選手であることも分かってきた。彼のプレーに騙されてフリースローを献上した選手は非常に多かった印象だ。

また、これはシーズン前のトレーニングの成果もあるのだろうが、少し丸っこい印象のある風貌からすると、意外とも思えるほどに守備でも脚が動くのもうれしい誤算だった。杉本と交互にバーンズに張り付いて相手の主軸をスローダウンさせた西宮戦は彼の個性を活かした素晴らしい内容だったと思う。

そんなこんなでもともと持ち合わせたフィジカルの強さもありルーキーとは思えないペースでメインのローテーションに溶け込み、浮き沈みはあったもののチームの勝利に貢献できるだけの地位をつかみ取ったと言えるだろう。

とはいえ戦術遂行力という意味ではまだ信頼を得るという段階までは届かず、また抱えていた腕の怪我?の影響からかシュートが不安定だった日も。結果、プレイングタイムが1桁分という試合も10試合近くに上った。

このオフ、怪我を治し、技術的、戦術的な安定度をいかに高めていくか。社員選手の立場ということもあり仕事との両立も大変だろうとは思うのだけど、来季は平均プレイングタイム20分以上、平均得点10点以上の結果が残せるよう、さらに大きくなって帰ってきてほしいと思う。それが出来るだけの、そしてミスターFEになれるだけの器だと信じている。
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